当社では、製品の信頼性を保証するための環境試験を徹底して行っています。
確かな品質を確認してはじめて、製品を世に送り出しています。
■試験設備について タイムライン
①振動試験(1:13~)
②ジェット噴流試験装置(1:25~)
③落下衝撃試験装置(1:32~)
④ガスクロマトグラフ質量分析計(1:54~)
⑤蛍光X線分析装置(2:09~)
⑥耐候性(キセノン)試験装置(1:44~)
⑦恒温恒湿試験装置(1:37~)
弊社の振動試験装置では、基地局用アンテナ、船舶用アンテナ、車載用アンテナ、衛星(パラボラ)アンテナ、八木式アンテナなど弊社が提供するあらゆる製品の耐性・性能評価の確認を実施する事ができます。
船舶用アンテナ
衛星(パラボラ)アンテナ
特長1.
大型アンテナの振動試験が可能
長さ10メートル以上、重量100Kg程度の大型衛星アンテナ等の振動試験が可能な振動試験装置です。具体的には、長い船舶用アンテナや基地局用アンテナ、大型衛星アンテナなどの振動試験が可能な様に、振動試験機を移動式とし、建物の外での振動試験が実施可能です。
特長2.
車載用小型アンテナの振動試験も可能
周波数範囲 2~200Hz、加速度 294.20 m/s2(30G)「地球上の重力の約30倍に相当」の試験が実施可能です。
特長3.
JIS C 60068-2-27 衝撃試験も可能
半正弦波パルス、三角パルス、のこぎりパルス、台形パルスの各試験が可能であり、供試品の機械的な弱点、及び/若しくは特定の性能の劣化を評価できます。
防水(IPX6)試験装置 … 日本工業規格 ( JIS C 0920 )に準拠。
保護等級6、power jet nozzleを装着した試験機を保有しています。
この装置を使用して試験サンプルに距離 2.5~3.0mの間から毎分 100リットルの水量を3分間、合計 300リットルの水を試験サンプルにあて、試験後サンプルの耐性有無確認に用いる装置です。
特長1.
主に車載用アンテナ、屋外設置基地局用アンテナのジェット噴流試験による耐水性有無を評価する試験に使用しています。「 いかなる方向からの水の直接噴流を受けても内部に水が入らない」が規格です。
製品使用時または梱包された製品運搬中、取り扱い中に落下した際の挙動、
その結果生じ製品への影響(損傷)調べるための装置です。
特長1.
供試品最大寸法 W 1000 × H 1000 × D 800
(面落下の場合 )
供試品最大重量 100kg
落下高 300 ~ 1800mmの落下衝撃試験が可能です。
この装置は測定対象物試料を気化室で気化させた後、その混合ガス内の化合物を化合物毎に分離します。
その後、各化合物の量を検出器により電気信号に変え測定する装置です。
当社では主に臭素系難燃剤及びフタル酸の分析に使用しています。
特長1.
物質の沸点が400℃までの化合物や、気化する際に温度で分解しない化合物、気化する際の温度で分解しても常に一定の分解を生じる化合物の分析が可能です。
この装置で対象物質にX線を照射することで、照射された物質から蛍光X線が発生します。
この発生した蛍光X線のエネルギー量とスペクトラムを検出し元素組成や濃度分析を行う装置です。
当社では主にRoHS10物質のスクリーニングやメッキなどの膜厚検査などに利用しています。
特長1.
環境負荷物質がRoHS指令などの基準値内であるか確認し、新規採用部品の認定時に有害物質の含有調査を行っています。
特長2.
メッキ製品の膜厚や合金の化学成分が規格通りか確認し、製品品質の維持管理を行っています。
分光分布が最も太陽光に近い波長である300 ~ 400nmの範囲の紫外線を試験サンプルに照射し、サンプルの変色、変形等の劣化有無を見極めるための試験装置です。
同時に雨を模したシャワーを噴霧することもできます。
特長1.
JIS K 7350-2 キセノンアークランプ試験(日本工業規格)
試験に使用するフィルターの組合せにより、SAE J1885/J2412(自動車技術者協会規格)、ASTM G155-1試験(米国試験材料協会規格)の耐候性試験も可能です。
特長2.
屋外での太陽光波長を再現
シャワー噴霧により雨天状態も再現
温度または、温湿度を変化させるか、一定に保ち、試験品(試験体)がその環境から受ける影響を調べる試験装置です。
当社保有装置は 低温側 -40℃、高温側 +150℃、湿度98%RH、温度移行によるサイクル試験が実施可能な装置を複数台保有しています。
特長1.
最高温度 +150℃、最低温度 -40℃までの温度環境を再現
特長2.
温度・湿度・時間を任意に変化させての試験が可能