2023年8月栃木県に宇都宮市と芳賀町間をつなぐ新たな次世代型路面電車(LRT)が誕生しました。
少子高齢化が進む中、高齢化率が高まる宇都宮市では、車が運転できなくても市内を移動できる公共交通ネットワークを作ることが求められ、その重要な施策としてLRTが導入されました。
時間に正確で輸送力の大きいLRTは新しい人の流れを生み出し、外出機会の増加による消費促進などの経済効果を生み、宇都宮市を持続可能なまちにすることが期待されています。
列車や路面電車には事故やトラブルに備えて、運輸指令所から列車乗務員への指示や情報提供などが行えるように無線通信システムが構築されているのが一般的です。
今回開設されました「芳賀・宇都宮LRT」にも無線通信システムが構築されており、安心・安全を担保する手段として当社の「逆L字型アンテナ」が採用されました。
開設前の車体にアンテナが設置される様子です。アンテナから車体に水が入らないように施工されています。
施工業者:宇都宮電子株式会社
当社はこれまで多くの列車に無線通信システム向けアンテナを納入してきました。
無線通信システムはご利用者様の安心・安全を守るためのものであり、お客様からは確かな品質を期待されてまいりました。
今回ご採用いただきました「逆L字型アンテナ」につきましてはデザイン性に優れているだけではなく、振動や風圧、天候など過酷な設置環境を想定した設計で、機能面でもご満足いただいております。
このたび「芳賀・宇都宮LRT」においても当社の納入実績や安定した品質をご評価いただきご採用いただくことになりました。
さらに列車の無線システムには車両に搭載するアンテナのほか、基地局から各列車に向けて電波を送信するアンテナが必要であり、こちらも当社のこれまでの納入実績から「芳賀・宇都宮LRT」の基地局向けにご採用いただいております。
施工業者:宇都宮電子株式会社
当社はこれからも「あらゆるコトをつないで、みなさまの生活をより豊かにする」というミッションを実現すべく、長年培ってきました技術やノウハウを活かし社会インフラの構築に寄与してまいります。