当社はこの度、FM補完放送対応 95MHz周波数拡張型ハーフラック型FMラジオ放送用シグナルプロセッサー(HRSP21FU)を販売いたしました。

AMラジオの送信所は、海や河川近くに設置されている場合が多く、津波や洪水といった災害が発生した場合に被害をうけやすいという課題があります。また、鉄筋コンクリート造りの建物が多い都市部では電界強度が低くなる“都市型難聴”も大きな問題になっています。

本製品はこのようなAM(中波)におけるラジオ放送の難聴対策や災害対策を目的としたFM補完放送対応で、FMラジオ放送任意の1チャンネルを受信、不要な信号の除去、レベル調整を行った後、同一チャンネルもしくは任意のFMラジオ放送1チャンネルに変換し、送信できます。
またAGC機能により季節フェージングなどのレベル変動に対しても常に安定した出力レベルでの再送信が可能となり、また接点出力機能を搭載しているので監視装置と組み合わせることにより、機器の状態の遠隔監視が容易になります。


※ FM補完放送とは
AM(中波)におけるラジオ放送の難聴対策や災害対策を目的とし、超短波(FM)を使用してAMラジオ局の番組を放送することです。FM補完中継局が使用する周波数帯はV-Low帯の一部、90.1MHz~95MHz。

主な特長
FM補完放送対策対応
95MHz周波数拡張、入出力周波数可変範囲76~95MHz
アラーム端子は配線処理が容易に出来るようにRJ-45型端子を採用。
寸法 高さ43.7mm×幅214.6mm×奥行き250 mm、質量 2.5kg以下

システムイメージ