取締役会の実効性評価について

当社は、取締役会に期待されている機能が適切に果たされているかを検証し、その向上を図っていくために、取締役会の実効性の評価を実施いたしました。2024年3月期の取締役会の実効性評価の方法及び評価結果の概要は以下の通りです。

評価方法

2024年3月期においては、役員全員へのアンケート調査を実施し、その結果を基に取締役会にて要重点課題について議論を実施いたしました。

評価結果の概要

アンケート回答を総括すると、取締役会の実効性について一定以上の評価はされており、全体としては適切に運用されていると評価されました。一方で、アンケート結果を基にした検討会において、前期に引き続いての課題が散見されており、意思決定につながる真の議論が出来ていないといった指摘がなされ、早急な改善が必要と認識をいたしました。

 

(1)取締役会での議論(組織・資料・内容)について 
取締役会の議論については、以下のとおり課題が指摘されました。

・担当範囲の見直しを含め取締役の体制強化と執行役員との連携強化を図ること
・各会議体の機能役割を見直し、社全体での実効性を高めること
・資料は数値データのみならず、その背景や課題に対する打ち手と効果を含めたものとし、意思決定につながる議論を深めること

今後の対応

以上の指摘を踏まえ、今後については以下の対応を行う方針であることを2024年3月25日の取締役会にて報告しております。

・指名・報酬委員会で役員構成と担当範囲についての議論を重ねる
・会議体の整備や連携を深め迅速な意思決定ができる環境整備を行う
・付議議案や参加者の見直しをおこない迅速な意思決定ができる体制を構築する
・これまでの資料形態にとらわれず、必要な情報を集約した資料を活用し議論を深める

以上